今年も暑い夏がやってきました。
水温の上昇と沿岸部の水中酸素濃度の低下により、スズキが河川へとドンドンと入っていく季節到来。
リーバーシーバスのシーズンです。
そんな河川シーバスを攻略するのに必須アイテムの1つとなるのが、鉄板バイブではないでしょうか?
遠くを打つ!流れを打つ!手早く探る!
そんな釣りをされる方、多いと思います。
先日仙台にて開催しました展示即売会でも地元のアドバンステスター目黒がお客様に説明していたメソッドの一つがBlueBlueの鉄板バイブであるTracy(トレイシー)の高速リトリーブでした。
この釣りはデイゲームにてまさに鉄板、リバーシーバスリバーシーバス攻略には必修メソッドです。
それではなぜ、数ある鉄板バイブの中で、Tracy(トレイシー)の高速リトリーブが良いのか?
それはトレイシーならではの強みがあるからです。
Tracy(トレイシー)の強みと特徴。
①ハイピッチ&タイトなローリングアクション
Tracy のアクションは 従来の鉄板バイブにありがちな、鉄板部分の背中側に回転軸を置いて お腹側を横方向に振るアクションではなく、鉄板のお腹側に回転軸を置いて 背中側を振るローリングアクションを採用しました。ミノー等ではよくあるけど 鉄板バイブでは斬新なこのアクションは、遅いリトリーブスピードの時はハイピッチでしっかりと動き、速いスピードでもアクションの振れ幅がよりタイトになっていくことで、超高速リトリーブでもバランスを崩さない使いやすいアクションを実現しました。
また このアクションによって、ハイピッチなフラッシングを実現しており、横から見ると、まるでブレードが回っているかのような明滅感を出すことができます。
②水平フラッシング
Tracy は独特の形状と水平に近い遊泳姿勢により、フラッシングをする鉄板部分の水平平化を実現しております。この水平化により、デイゲームのただ巻き時のバイトが非常に出やすくなりました。
③引き抵抗が軽い
Tracy はスロー〜超高速の全速度領域で、圧倒的な引き心地の軽さを実現しております。特に、ルアーを回収するように早巻きをするとき、重い引き抵抗を発生させてストレスを感じさせる 従来の鉄板バイブと違い、Tracy は速く巻いても軽いままに回収が可能です。これは流れの強い状況でも 同じように使用中のストレスを低減できます。ストレスが少ないという事は長い時間使用することができる、という意味と同義として私達は考えます。
④浮き上がらない
Tracy は リトリーブ中に極力浮き上がらないことを目標に 設計を行いました。どんなルアーにも引き抵抗がかかると 水面に向かって浮上する力が発生します。この浮力は引き抵抗にほぼ比例します。引き抵抗が強い=浮き上がりやすい。
これはこんな例でみなさんの納得が得やすくなります。例えば、水中で木の枝を引っかけたとき、回収するために巻いていると やがて水面に出てきます。また、重いゴミやビニールですら、巻いていると水面に浮き上がってきます。しかし、ナス型オモリのように引き抵抗の軽いものは 相当速く巻いても水面にはなかなか浮上しません。
Tracy はその引き抵抗の弱さと、Tracy の後方に余計な水流を作らないことによって、浮き上がりにくさを実現しております。そのために苦労したのが 鉄板部分のデザインでした。アクションは振れ幅で強い波動を出すのではなく、背中側のハイピッチ&タイトなローリングアクションで波動を出しつつ、水はきれいに後方に受け流したい。そのために大きく背中が湾曲した ドルフィンシルエットを採用いたしました。
⑤絡まない
鉄板バイブが絡みやすい原因として、ヘッド部を先頭にする飛行姿勢から 着水時にリーダーをフックが拾ってしまうケースと、リトリーブ中のフォール時に、頭かららせん状にフォールすることによってテールフックがリーダーを拾ってしまうケースの2つがあります。Tracy は 低重心化とドルフィンシルエットで テールフックを下に下げることによって、この2 つを解消。鉄板バイブでありながらも、ミノーと同程度のレベルまで 絡まなさを実現いたしました。せっかくいいポイントに打ったのに絡んでしまっている、、、
これからはそんな思いは滅多にしないでしょう。
⑥安定した飛行姿勢と飛距離
飛行姿勢はとにかく安定させることを目指しました。低重心化とドルフィンシルエットは、回ってしまうことがほとんどない飛行姿勢を実現し、高いレベルでの安定した飛距離を実現しております。絡んだり飛ばなかったりすることが、使っているうちに実はストレスになっていたり、精度を狂わせていたことに気付くことでしょう。
⑦迷わない
トレイシーのラインアイは1つ。
鉄板バイブレーションもミノープラグと同じく、そのボディーが持っている最良のアクションを引き出すバランス点は1点しかないと私達は考えています。事実、トレイシーを開発するにあたり、ラインアイの位置を決めるのに最後は0.3mmずつ位置をずらしながら私達が考える最良の位置を決定しました。
トレイシー水中スイム動画
http://www.youtube.com/watch?v=zwfYn8-qWNU
今シーズンもトレイシーをどうぞ宜しくお願い致します。
BlueBlue吉澤